ヨーロッパの歴史~フェエリペニ世~その1
スペインの全盛期を生んだのは、フェリペニ世(位1556~98)です。
オーストリア・ハプスブルクから分離したとはいえ、当時、最大の植民地保有国で、新大陸産の原価ゼロに等しい莫大な銀がこの国をうるおしました。
1571年には、地中海はコリント湾での「レパント海戦」でオスマン・トルコ海軍を破り、久しくイスラム教徒の手にあった地中海の制海権をキリスト教徒の手に奪い返しました。
さらに80年、ポルトガルの王統が途絶えたとき、母后がポルトガル王女であったことを理由に継承権を主張し、これを併合して同君連合とし(~1640)「太陽の没することなき帝国」を誇った。
しかし、彼の時代は同時に「スペインの落日」の始まりでもありました。