超自然的なちから
10万年ものあいだ続いてきた迷信は、現代におけるような高度の文明社会のなかですら、99パーセント以上の人間のこころに巣食っています。
そればかりでなく、今後もまだ人間生活に驚異が実現して世のなかの不確実な要素がすっかり説明し尽されないとすれば・・・
魔法・迷信の固執は、まだまだ未来永劫にわたって続くだろうと思われるからです。
ところで魔法(魔術・呪術)の一般的性質のうち、まず第一に挙げねばならない点は、それが超自然的な性質のものであるということです。
未開人・・・
原始人とて同じだったでしょうが、彼らは、未熟・素朴な思考力の所有者ではあるが、それでも世のなかのいろいろな現象が、わかり易い自然的のものと、不可思議な超自然的なものとに分けることができ・・・
また、そのうえに、超自然的現象にも常に一様に働く或る力から生ずるものと、そうでなくて秩序なく自分勝手に働くものとの二種類があることを、すでに知っていたと思われます。